モロッコ鉱業グループ、トゥオシン掘削リグ工場の検査を完了:技術力が国際的な顧客から評価される
2026年3月中旬、モロッコの大手鉱業グループから技術代表団が、トウシン重工業社のドリルリグ製造工場を3日間にわたり視察しました。今回の訪問は、今後の深部採掘プロジェクト向けサプライヤー選定プロセスの一環として、トウシン社の技術能力および製造基準を評価することを目的としています。
背景:書類審査から現地検証へ
モロッコ側の顧客は従来、欧州ブランド製のドリルリグを調達してきましたが、中国製造への導入については慎重な姿勢を取っていました。事前技術書類審査段階において、トウシン社は製品図面、材料試験報告書、品質管理システム関連文書を提出し、すべて顧客による初期審査を通過しました。今回の現地視察は、サプライヤー資格認定に向けた最終的な検証ステップでした。
現地評価:全製造工程の透明性ある提示
検査期間中、モロッコ技術チームは、トゥオシン社の掘削リグ全生産工程(原材料検査、構造溶接、熱処理、精密機械加工、最終組立)を体系的にレビューしました。主な評価項目は以下のとおりです。
溶接品質管理:顧客チームは、工程中の溶接継手を無作為に選定し、超音波探傷試験(UT)報告書の現地確認を行いました。サンプリングされたすべてのポイントがISO 5817クラスB基準を満たしていました。
熱処理工程の検証:代表団は、重要構造部品に対する完全な焼入れ・焼戻し工程を立ち会い確認しました。炉内温度曲線記録は実際の熱処理パラメーターと一致しており、高強度鋼に対する厳格な機械的特性要件を満たしていました。
定格負荷110%でのフルロード試験:1台の掘削リグが、顧客の立ち会いのもと、定格負荷の110%で4時間にわたり連続運転されました。油圧システムの温度上昇、振動レベル、および騒音値は、いずれも設計仕様を上回りました。
技術交流:鉱山現場の運用条件に焦点を当てる
技術協議において、両者はモロッコの鉱山に特有の硬岩地質および高温運用環境について、詳細な対話を実施しました。トウシン社のエンジニアは、顧客の鉱山から得られた岩石試料データに基づき、掘削リグのパラメーター最適化ソリューションを提示しました。これには、スラスト(押し出し力)の調整、回転速度のマッチング、および工具選定に関する推奨事項が含まれており、現場固有の運用条件に対する深い理解が示されました。
結論:実力が信頼を築く
出発前に、モロッコ代表団は書面による評価を発行し、トウシン社の掘削リグ工場が同国のサプライヤー資格基準を満たしていることを正式に確認しました。評価書では、トウシン社の製造精度、品質管理システム、および工程の安定性が国際水準に達しており、戦略的サプライヤーとしての地位を確立するための技術的基盤が整っていると指摘されています。
両者はその後、2台のカスタマイズドリルリグについて意向書に署名し、納入は2026年第3四半期を予定しています。モロッコの顧客はまた、今年後半に自社鉱山においてトゥオシン社の技術チームが現地の運用条件調査を実施することを招待しており、今後の量産調達に向けた基盤整備が進められています。
今回の成功した検査は、トゥオシン社が北アフリカにおける高品質鉱業市場の認定サプライヤー名簿への正式参入を果たしたことを意味し、透明性の高い製造プロセスと実績ある技術力こそが、国際的な顧客からの信頼を得る唯一のパスポートであることを再確認するものです。




